2025年11月14日金曜日

ブリコラージュの認証ってできるのか?

 元々かつて山仕事や炭焼き、山作(焼畑)、太布織りなど、衣食住に関して自給的な暮らしをしていた世代が、1999年に炭焼きグループを結成し、次世代に山で生きるためのブリコラージュを伝えようとした。具体的には、1つのモノ(素材と道具)からカスケード状に多様な利用方法を工夫する力を養うために、(1)お金をかけず、(2)身近にあるモノで、(3)最低限の加工方法で、(4)最短時間で対応して、課題を解決する。e.g.使い果たしたモノ(ヤスリ/チェンソーバー/車のスプリング)から切れ物(ナイフ)を作る。店で購入するナイフよりも質は落ちるが、自作したことによって愛着と価値が生まれ、鋼というものの本質を理解することができ、自らの用途に最適化された、既製品にない新たな価値を生むことができる。その1本を作り上げたことが自信となり、ブリコラージュの次元が上がり、他の工夫する力を育む。今後、このステップアップを認証する仕組みを構築する予定である。