2012年5月29日火曜日

2012結遊館スタッフ募集


山村留学と家族移住希望者のための「山里ステイ」参加者の募集を開始しました。
詳しくはこちら


山村留学センター結遊館スタッフ募集
(アントレプレナー的熱意のある方)









-----------結遊館 募集概要----------
山村留学センターの館長及びスタッフを募集しています。

山村留学センター結遊館(ゆうゆうかん)

■業種 山村留学センター 館長・管理スタッフ
■仕事内容 山村留学生(小学生)の食事など身の回りの世話、室内清掃、保護者としての活動など。
■募集年齢 おおむね25歳以上。心身ともに健康な方で、性別は問いません。
■応募資格 普通自動車運転免許を取得している人。自家用車を所有している人。ワードやEメールなど一般的なパソコン操作ができる人。採用された場合、2012年(平成24)9月から着任可能な人。
■募集人員 1名ないし2名(ご夫婦での住み込みが望ましい)
■勤務地 徳島県那賀郡那賀町木頭北川字栩ノ奈路53(とくしまけん)なかぐん なかちょう きとう きたがわ あざ とちのなろ) 山村留学センター 結遊館(さんそんりゅうがくセンター ゆうゆうかん)
■勤務形態 山村留学センター結遊館に寝泊まりし、子どもたちと共同生活をしていただくのが基本です。
■勤務時間 6:0021:00(実働は8時間程度)
■休日・休暇 夏休み、冬休み、春休み(小学校の休校と同等)
■雇用期間 1年単位 研修期間1週間~1か月
■賃金 山村留学推進委員会より委託される額(補助スタッフの手当も含む)として、留学生1名の場合、 管理委託費9万円〜、 留学生2名の場合、 管理委託費12.5万円〜と、留学生数に応じて決定します。 そのほか養育費(留学生の保護者から徴収)1名につき、55,000円(結遊館での食費、光熱費、消耗品費等も含む)です。
■応募受付期間 2012611()2012720()午後5時まで
■応募方法 履歴書(写真添付・Eメールアドレス明記)を送付するか、Eメールに履歴書添付でご応募ください。
■応募書類 履歴書、応募動機(1000字程度) *応募書類は返却しません。
■書類提出先 郵送の場合 〒771-6512 徳島県那賀郡那賀町木頭北川字栩ノ奈路53  結遊館
Eメールの場合 office@yuyukan.net (件名は、「応募について」としてください)
■特別ボランティアなら無料参加できます。 結遊館館長にご応募いただいた方で、山里ステイをお手伝いいただける方は、山里ステイへの参加費が無料となります。結遊館や周辺の人や環境についてくわしく知りたい、という方には絶好のチャンス。山里ステイの詳細についてはこちら。http://yuyukan.net

■採用までの流れ
第一次選考 書類選考のうえ、結果を応募者全員に、Eメールで通知します。
第二次選考 第一次選考合格者については面接を行ないます。
第一次選考、第二次選考を経て、内定となります。

募集の背景
都会の生活に不安を感じている親御さんが増えています。
子どもたちには自然豊かなところで育ってもらいたい、
安心できるところで生活させたい、という思いが高まっているのでしょう。
今後ますます高まる山村留学ニーズに応えるため、
結遊館では、山村留学生の受け入れを強化することにしました。
応募される方にとっては、田舎暮らし、地域への移住の第一歩となるはずです。
小学生の身の回りの世話をしながら、地域の人々とふれあいを楽しみたい、
自然のなかで暮らしたい、という方の応募をお待ちしています。

自分の住んでいる家に、子どもたちを預かるような感覚です。
結遊館(ゆうゆうかん)は、山村留学センターです。センターとは寄宿舎、あるいは寮のようなもので、ここで山村留学生(小学生)と館長とスタッフ(補助者)が共同生活をします。館長・スタッフは、留学生の食事など身の回りの世話や室内清掃、保護者としての活動(授業参観など)を行ないます。保護者となるわけですから、留学生はお客さんではありません。ほめたり、叱ったり、たしなめたりと、実の親のように子どもと接していただきたいと思います。寮母さんとは違います。子どもたちの生活全般を見ていただくことになります。また、それを楽しむくらいの余裕が求められます。山村留学センター結遊館の館長とは、自分の家に小学生の子どもを預かる「里親」になるような感覚といってもいいかもしれません。

館長の1日の生活パターン。
現在の館長が行なっている平日の典型的なスケジュールを簡単にご紹介します。
5:45 起床
6:00 朝食準備
6:30 子どもたちと朝食
7:15 子どもたちの送り出し 7:20から集団登校
8:0016:00 館内清掃、買い物、洗濯、帳簿付けなど、残りは自由時間
16:00 子どもたちが帰宅 夕食準備 子どもたちの宿題を見たり、入浴させたり。
18:30 夕食
19:00頃から 子どもたちによる後片付け  
21:00 子どもたち就寝
といった流れです。
あいている時間は、結遊館の小さな菜園で野菜を育てることもできますし、農地を借りて畑を始めることもできます。趣味の時間にしてもいいでしょう。

館長として求められる経験やスキルはとくにありません。
ただし、小学生と生活をともにするわけですから、子育てを終えた方は子育て未経験の方よりもかなり有利といえます。子どもとの接し方、叱り方、ほめ方などをご自分の経験に照らし合わせることができるからです。もちろん、子育て経験のない方でもなんら問題はありません。小学校の先生が子育てを経験した人ばかりではない、ということとおなじです。ただ、ある程度の社会経験をした方、ということを考慮して25歳以上の方の応募を希望していますが、25歳未満の方が応募することはできない、というわけではありません。

仕事に慣れるまで、研修期間を設けることもできます。
採用となった場合、具体的な仕事の進め方や、地元の人たちとの関わり方に不安を持つかもしれません。そういう場合は、ご希望により1週間から1カ月程度の研修期間を設けます。現在の館長の横について、実際の仕事を手伝いながら実務を覚えていただきます。また、地元の人々へのご紹介なども行ない、結遊館への協力者とのネットワークも保持できるようにしていきます。

あなたの裁量で、山村留学センターを運営できます。
結遊館は任意団体です。しかし、小学生の生活に寄り添う、あるいはサポートするということが守られていれば、あとはほとんどあなたの裁量で運営することができます。留学生とともに生活するうち、留学生に体験させたいこと、知ってほしいことなどがたくさん思いつくでしょう。この地での生活が日を重ねるほど、自分の知りたい欲求とあいまって、体験させたいという気持ちが強くなってくるはずです。体験させるかどうかは、あなたの考え方次第。さらにこの結遊館の活動を拡大するために、たとえばNPOを設立しよう、と思われるかもしれません。それもけっこうです。結遊館を中心に地域支援を考えたり、あるいは、あなた自身の田舎暮らしのスタートラインとして考えていただくこともできます。結遊館の運営から、事業化などもあなたの裁量で山村留学委員会に提案していただき、決定することが可能です。

急用ができても、周囲の方にヘルプをお願いできます。
急に用事ができた、という場合は、地元の人々に子どもたちの世話をお願いすることができます。食事の用意だけの場合であったり、まる1日、一泊など、さまざまなケースがあるでしょう。そういった場合でも、あらかじめお願いしておけば、あなたの代わりに子どもたちの世話をしてくれる人がいるのでだいじょうぶです。

勤務地は徳島県の山村地域。車は必須です。
ここ結遊館から、いちばん近いコンビニエンスストアまで、車で1時間30分はかかります。けっして大げさにいっているわけではありません。木頭北川の結遊館周辺には、信号がなく、交通渋滞がなく、鉄道の駅もありません。買い物など場合には車が不可欠です。ですから、普通自動車運転免許は不可欠。自家用車も必要です。

清冽な川の流れと濃い緑の山々があたりまえの自然です。
結遊館の近くを流れる那賀川の支流は、アユ、アメゴ釣りのメッカ。シーズンになると、お隣の高知県などをはじめ、県外から多くの釣り客が訪れます。美しい水が流れる川と山々に囲まれた木頭北川エリアでは、春は山菜、夏は川遊び、秋は紅葉、冬は柚子しぼりと、楽しみがもりだくさん。自然とともに暮らすことで、都会では感じられない「豊かさ」を感じることができるはずです。

四季折々にいただく、新鮮野菜のおいしさ。
結遊館が地域にあることは、地域の人々に快く受け入れられています。留学生の子どもたちも歓迎されていますから、地域の人々には、まるで孫を見るかのように気にかけていただいています。地域周辺の方々は自家農家がほとんど。そのため、旬の野菜をよく持ってきてくださいます。白菜、キャベツ、ねぎ、ふき、レタスなどなど数え上げればきりがありません。現状では10日に一度、結遊館用の食材を買いに出かけまずが、野菜類が買い物の中心になることはほとんどありません。地元のみなさんからいただいた野菜がつねにあるからです。春になれば、ふきのとう、タラの芽、わらびなどはもちろんのこと、こしあぶら、いたどり、しおで、といった希少な山菜をいただくこともあります。無農薬の野菜、しいたけ、とりたてのあめご、あゆ、鹿肉、そして柚子などなど、季節に応じてさまざまな食材をいただきます。まさに季節の恵み。その豊饒さは都会の生活とは比べものになりません。

収入の内訳
財政面でいえば、那賀町(教育委員会予算)から推進委員会への支援事業として運営費、広報費、結遊館人件費が予算化されています。20129月の2学期は留学生が2名の予定となっていますから、館長+補助者への手当の総額は、3.5万円×2人+5.5万円=12.5万円となります。留学生の食費、光熱費、雑費、補助管理者手当などは、留学生の保護者から徴収する一人当たり月額5.5万円の養育費でまかないます。一緒に生活する館長(及び補助者)の食費もこの養育費に含まれます。つまり、あなたが館長になり2名の留学生とともに生活する場合、委託費と養育費の合計は概算で23.5万円となります。

都会に比べると“激安”な生活費です。
結遊館の現在の館長の生活のなかで、生活コストとして大きく占めるのは、館長個人の健康保険や国民年金でしょうか。子どもたちのために行く買い物の場合、ガソリン代は必要経費ですし、子どもたちのために購入する食材は養育費でまかなえます。ふだんから野菜などをいただけるので、食費は抑えることができるでしょう。野菜類などは、産直市場などで購入すれば1種類100円単位です。個人の嗜好品があれば別ですが、それ以外を考えると日々の生活にはほとんどお金がかからない、というのが実情です。


子どもが好きで、田舎暮らしを楽しめる人は、ぜひどうぞ。 結遊館 館長 江田初代

自然が好きで子どもが好きで、子どもと一緒に田舎暮らしを楽しめる人なら、このお仕事はおすすめです。また、手作りが好きな人、食べることが好きな人にも。こちらに来て、味噌をはじめ、ラッキョウ漬、シソジュース、ゆずジュース、ジャムなどなどさまざまなものを手作りしました。素材が安心できるものなので、子どもたちにも安心して与えられます。こうしたなかで一番の喜びは、子どもたちの成長を日々感じられることです。子どもたちの個性はさまざまです。でも、挨拶もできない、はきはきしない、引っ込み思案、礼儀に欠けるといったことも目につきます。私は、折にふれ、子どもたちに礼儀やマナー、モラルなどについて話をするようにしています。ときには母親のように大声で叱ることも。そうしたなかで、何も言えなかった子がいつのまにか「ありがとうございます」と元気に言うのを聞いたとき、ああよかった、と心底思えるのです。また、料理することに興味のある子には、お家に帰ってもできるように、という気持ちで簡単な料理も教えています。まったく何もできなかった子が、卵焼きやピザトーストなどを下ごしらえから一人で作れるようになるのを見ると、ああよかった、と思えるのです。それが私のやりがいでした。あなたにも、きっとあなたなりのやりがいが見つかるはずです。それをぜひ、この結遊館の生活のなかから見つけてください。


Appendix
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