2020年7月27日月曜日

科学的思考

「科学的思考には、批判的かつ反抗的な性質が備わっている。あらゆるア・プリオリな概念に、あらゆる不可侵の真理に、科学的思考は反旗を翻す。確実性は知の探求の糧にはならない。知の探求を養うのは確実性の根本的な欠如である。
だから科学は「自分は真理を知っている」という人間を信用しない。そのために科学と宗教はたびたび激しく対立する。科学が「自分は最終的な解を知っている」と主張するからではない。まさしくその反対である。「自分は究極の解を知っている、自分は真理への特権的な接近方法を知っている」と主張する人々にとって、科学的な精神は目障りなものでしかない。知に本質的に備わっている不確かさを受け入れるなら、無知に浸かって生きることを受入れなければならない。
無知は恐怖を招き寄せる。私たちは怖いから自分たちを安心させてくれる話を不安を鎮めてくれる話を語ろうとする。本当かどうかはどうでもいい。この話を信じることを決めてしまえば私たちは安心できる。だがその時、学ぶ意欲は失われる。

〜「すごい物理学講義」by Carlo Rovelli

2020年7月6日月曜日

これからは「非営利セクター」〜2021年度那賀町地域おこし協力隊募集


 

山村の文化伝承活動及び非営利セクターの推進 (募集1名)

(太布庵/おららの炭小屋)

木頭には全国で唯一残された「太布」と「一本乗り」があります。特に太布織りは、国の重要無形民俗文化財に指定され、原料栽培から織り上げるまでを「阿波太布製造技法保存伝承会」が行っています。また、トラック輸送のための道路整備がなされていなかった時代、木材搬出方法として丸太を川で流送していました。その当時の技術を「木頭杉一本乗り保存会」が次世代に伝える活動をしています。この他、永続可能なエネルギーとして30万年の歴史をもつと言われる炭。その炭焼き技術の体験施設として、山里の生活文化を伝える「おららの炭小屋」があります。これら文化伝承団体の活動で実際の作業に関わりながら、住民同士の連帯と地域の問題解決能力(レジリエンス)がより高まるとされる非営利セクターの活性化を図っていただけたらと考えます。
[業務内容の段階的進展イメージ] 
1. 各非営利文化伝承団体の運営に関するサポート活動
2. 単なる団体サポートに終始せず、「特徴」を生かして「課題」解決を目指す活動 
3. 自ら設定する地域貢献型非営利活動(教育福祉/文化環境/災害対策/地域自給等)
 4. 活動を生かした起業、或いは任期中にインターン研修(町内事業者*とのマッチング)を経験し就業も視野に。 
  *インターン先として、NPO 法人里業ランド木頭、(株)黄金の村、(株)CAMP PARK KITO、未来コンビニ等を 予定しています。

____________定員に達し次第募集締め切りです_____________

その他・・・・

特産品開発に関する活動 定員1名 (役場 にぎわい推進課

町内の食材を使用したお土産品の開発。パッケージデザイン、調理方法などトータル的に開発 してもらいます。お土産品開発とともに、地元食材の新たな側面も PR してください。

  先進的農業に関する活動 定員1名 (役場 農業振興課/株式会社那賀ベジタブル)

株式会社那賀ベジタブルが主な活動場所となり、新規事業である苺の水耕栽培補助とそのノウハ ウ習得、販売に伴うパッケージデザインなどを行っていただきます。※那賀ベジタブルとは 徳島県那賀町の清流を利用し、太陽光に匹敵する人工光、完全密閉型のクリーンルームを備えた野 菜工場で、農薬を使用せず野菜を育てています。 当社の事業は、農林水産省が推進する”6次産業化”の認定を受けています。 また、徳島県が農産物の生産・品質管理体制を検査・認定する「とくしま安2(安全安心)農産物」 にも認定されており、年に一度の放射能、大腸菌群の検査を行うなど、さらなる食の安全につとめて います。

 民泊の企画運営 定員1名 (町役場 相生支所地域振興室/花瀬庵)

相生地区にある、山宿「花瀬庵」の企画運営補助を行っていただきます。ホームページの管 理、近隣の自然などを使ったオプションメニューの開発、宿の食事でつかう農作物(稲作含む) の栽培など、運営に関する業務をオーナーと一緒に行い、民泊に関するノウハウを培っていただ きます。※山宿で住み込み可能

 地域の魅力発信に関する活動 定員1名(役場 木沢支所地域振興室/ヨンロッパ)

ヨンロッパ を拠点にした農業(在来種などを使った農作物加工品の新商品開発含む)、食 堂、商店(産直)の運営の補助・PRをヨンロッパ主催者と協力しながら行っていただきます。 また、SNS での発信、各種研修会への参加、那賀町 PR イベントの企画・参加も活動に含まれま す。 ※ヨンロッパとは 那賀町の木沢地区にある旧保育園の一部屋を元地域おこし協力隊員・海老名美希さんが DIY で無 農薬栽培野菜専門の産直市として復活させた施設です。

地域資源(木頭杉)を活用した木工製品の開発および広報活動 定員1名(わんだぁ工房)

Wood Head では現在、那賀町の地域資源である「木頭杉」を使った木工製品の開発や製造販売を 行っています。木頭杉の歴史は古く、奈良時代から下鴨神社や大阪城の築造にも使用された那賀 町の誇るブランド杉です。 しかし、現在では地域の過疎化や外材の隆盛による産業の衰退から、伐採の充実期を迎えた木 頭杉が手つかずの状態となっています。木頭杉の有効活用というのは地域全体の課題であり、地 域の大切な資源である木頭杉を財産として次の世代に継承していくため、Wood Head での木頭杉 の再ブランド化と木工製品の開発、製造、販売、ワークショップの積極的な開催に取り組んでい ただきます。

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□ 応募期間(選考は随時実施)□

2020年7月10日(金) ~ 2021年1月29日(金)

*ロックダウンや定員があるので随時選考しておりますので早めの応募を。

詳しい募集要項はこちら

2020年7月4日土曜日

河川氾濫土砂災害情報

https://www.sabo.pref.tokushima.lg.jp/MapForm.aspx

https://www.river.go.jp/portal/#80